家族の経済会議
 

大原孝治社長が語るサービスエリアとドンキホーテ

ドンキホーテを高速道路のサービスエリアにつくる、この発想は大原孝治社長の決断があってできることです。なぜかというと、「買い物をする場所」として、高速道路上は限られた商圏だからです。多くの人が行き来しますが、サービスエリアは本来休息をとるために立ち寄る場所です。ドンキホーテは、そうした利用者を呼び込むべく、サービスエリアに小型店を出店することを発表しました。例えば、サービスエリアは子供も多く利用する場所ですが、買い物をする場所が限られるため、退屈でぐずる子供のため玩具を購入したいと思っても、なかなか手に入りません。その点、ドンキホーテであればそうしたニーズに応えることができるのです。以前は道路公団が管理していたため出店が難しかったサービスエリアですが、民営化により大きく様変わりしています。人の出入りが多い高速道路のサービスエリアは、考えようによっては絶好の商機であると大原孝治社長は考えているのです。お客さまに買い物を通じて便利さ、安さ、楽しさを提供するというドンキホーテのコンセプトは、サービスエリアでの出店に合致しています。独特の陳列や、店舗に権限を委譲するためニーズに合わせた商品を揃えられる点は、スペースの限られたスマートフォーマット店舗においても効果を発揮することでしょう。サービスエリアはそのような工夫ができる小さな商圏であると大原孝治社長とドンキホーテは考えています。