家族の経済会議
 

現代だからこそ真・原始商取引の大原孝治

小売業はかつての形を変え、現代ではインターネット通販全盛にあってもなお、ディスカウントストアのドン・キホーテはしっかりと業績を残しています。それには社長兼CEOである大原孝治の真・原始商取引の考え方があります。インターネットでは決して味わうことができない、直接店舗に足を運ぶ楽しさ商品を選ぶ楽しさを追求して五感に訴えかけるビジネスを展開しています。お祭りの縁日のようなにぎやかでワクワクする雰囲気に偶然の素敵な商品との出会いを提供する場を作り、電子商取引とはまた違ったその場に来て欲しいと思わせる戦略を取っています。

電子商取引の時代に実店舗だけの勝負というのは非常に厳しいように思えますが、大原孝治は逆に現代だからこそ実店舗の強みがあるとして、本物のショッピングエンターテイメントを提供することドン・キホーテの武器として戦うことを選択したのです。それが見事に時代にはまり、業績は伸び続けています。真・原始商取引と同じく大事にしていることが、顧客最優先主義でありとにかく客を最優先に考えるからこそ、利用者はこの店は客を大事にしてくれるという意識が働き足を運んでくれるようになります。顧客を大事にしていると掲げる企業は人は多いものですが、実際にそれを徹底できている企業は多くありません。大原孝治は愚直なまでに顧客を優先することを実践したことで、売上を伸ばすことに成功をしています。顧客を大事にしていれば必ず次も利用をしてくれて、それは長い目で見て利益につながるという判断のもとに徹底して顧客最優先主義を貫いているのです。